ISO感度のオールナイトニッポン

ISO感度のだましうち!

ISO感度がビッグシティ東京で感じた事を語り、紡ぎ、一本の糸にし、それでセーターを編んでいくポカポカブログ!

国家総合職

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自分は今大学3年生なのですが、就職先の第一志望として国家公務員を志望しています。世間でいうところの「官僚」です。財務省とか文部科学省とかニュースでよく耳にすると思いますが、そこのことです。

世間のイメージはよくないと思います。数年前から財務省の改竄とか忖度とか、官僚の暗部がよくクローズアップされるからです。そして、「官僚がこういうことをやって成果が上がった!」とかいうニュースはほとんど報道されません。というか僕は見たことがありません(笑)基本的に、メディアも商売ですから、官僚はどちらかというと叩いた方が儲かるということがわかっているからでしょう。

まぁそんなことは良いとして、自分は官僚として公益に尽くすような働き方に魅力を感じています。実際、メディアだけ見たら官僚って無能ばっかりで忖度するのが仕事みたいになってますけど、業務説明会とか行くとちゃんと素晴らしいことやってるんですよ。彼らがいないと間違いなく日本は回らなくなります。

そんなわけで国家公務員を目指しているわけですが、そのためには国家総合職試験というものを突破しなければなりません。これが中々に面倒くさい。

チャンスは2回あって、3年の秋に行われる教養区分(地頭勝負みたいな試験)、4年の4月末に行われる法律区分。教養区分で受かれば万々歳なのですが、最終合格倍率が20倍というそこそこ大変な試験です。

やっぱり常人にとっては、ちょろっと対策して通る試験では無いんですよね。といいつつ、通っちゃう化け物もいるんですけどね。僕はご多分に漏れず対して能力が高いわけでもなく、かといって死ぬほど試験対策をしたわけでもないので、ちゃんと先月あった教養区分という試験で不合格を頂きました。その結果、来年4月にある法律区分に向けて渋々試験勉強を始める羽目になったわけです。

とはいえ、法学部に入ってもまともに法律を勉強をしていなかった(単位のためだけのその場しのぎの勉強)ので、逆に良い機会だと思ってやる気は入っています。それに、官僚になるなら一度法律を叩き直すぐらいはしないとなと思っています。

こんな具合で気合は上々ですし、法律も実際に勉強してみると面白い。法的思考というのは数学みたいなもので、パズル的快感があります。しかもそれが数学やパズルと違って現実世界の人間の話になってる。やって損はない学問だなぁと思います。口喧嘩も強くなりそう(笑)

しかし、自分を律して計画的に勉強をするというのが難しすぎる。大学受験の経験があるとはいえ、もう3年前の話。その上、大学受験は学校、塾、友人、親といった、最強の護送船団で挑むことができました。今回はほぼ個人戦。誰にも強制されないというのがしんどすぎる。今この瞬間も大量に民法の未受講講座が溜まっていきます(じゃあブログなんか書いてねぇで勉強しろって話なんですけど(笑))

これは正直かなりメンタルに来ています。自分がサボった分だけ合格から遠ざかるという生々しい感覚と常に同居しています。先の見えない中で、孤独に戦い続ける。毎日、「あぁ、今日もまたあんまり勉強できずに1日を終えてしまった…」みたいな憂鬱な気持ちを抱えています。かなりしんどい時期です。試験まであと半年ぐらいしかなくて、1日1日の過ごし方で未来が変わってくるというプレッシャー。常にどこかしらからゆっくりと出血している感覚といいますか。

でも、伊藤塾(自分が通ってる公務員試験対策塾。大学受験でいう東進ぐらい大手)の先生には「この1、2ヶ月、年末までに時期が一番しんどい。年明けからはみんなやるから差がつかない。ここで合否が分かれる。けれども先の不安に囚われない。目の前のことをこなす」というありがたいお言葉をいただきました。だから頑張ります。この1、2ヶ月頑張って耐えてみせます。

 

なんだか書き出すと心無しかすっきりしました。後半ほぼ愚痴というか弱音でしたが、半年後の自分が笑って見返せたら良いですね。とにかく淡々と進みます。