そもそも
国家試験の勉強をしているが、時々目の前の物量に圧倒される時がある。
与えられた残り時間に対して、明らかに量的過剰。こんなの完成する「はずがない」。
多くの試験モノに言えることなのだろうが、試験というのは問われる知識量は無限ではなく有限だ。しかし、そもそも全てを終わらせることは不可能であり、また、期待もされていない。
必要なのは、かっこよく言えば「選択と集中」、ダサく言えば「妥協と諦め」である。しかし、それが試験における本質だと思う。如何に切り捨てるか、諦めるか。
これはあらゆることに通用することなのであろう。試験の先にある仕事でもそうだし、創作においても当てはまる。
『映像研には手を出すな!』の浅草氏のこの言葉に全てがつまっている。
魂を込めた妥協と諦めの結石。