ISO感度のオールナイトニッポン

ISO感度のだましうち!

ISO感度がビッグシティ東京で感じた事を語り、紡ぎ、一本の糸にし、それでセーターを編んでいくポカポカブログ!

アリストテレスのありがたいお言葉

f:id:onearth618:20201117110220j:image

あんまりブログ書く時間が無かったので少し短めの記事を。

高校の時地学の先生に教えてもらったアリストテレスのありがたいお言葉です。

 

・教育の根は苦いが、その果実は甘い。

・自らに勝つことこそ最も難しい勝利である。

・目標を追い求めることによってのみ、人生は意味あるものとなる。

 

どれも一生かけてでも達成するようなものだと思います。自分も普段から意識してはいますが、中々実行に移すのは難しい……

2000年以上前からこんな事言われてたんだと思うと、人間2000年ぽっちで変わるもんでは無いんだなと少し余裕のある気持ちになります。これが古典の良さなんでしょうね。

実際、紹介したような言葉は今日の自己啓発本でも腐るほど見かける事が出来ると思います。でも、2000歳以上も先輩に言われたら重みが違いますよね(笑)

君は大きい本棚を買うべきである

f:id:onearth618:20201115202224j:plain

自分は一人暮らしをしているのですが、結構デカめの本棚を持っています。

f:id:onearth618:20201115202942j:plain
 扇風機や空気清浄機から大体の大きさがわかると思いますが、全体の高さはゆうに自分の身長を超えます。

かつてはニトリで買った140cmぐらいの本棚を使っていたのですが、全くスペースが足りず、入りきらない本を段ボールに入れてクローゼットにしまい込んでいました。

せっかく買った本なのに目に届く位置に置けないことがとても嫌だったので、アマゾンでこの大きいものを買いました。

f:id:onearth618:20201115205303j:image

↑買った当時の画像。古い本棚はもう処分しています。古い本棚は狭すぎて同じ段に2列分の本を収納したりしていました。(あと、この本棚を買ってから一度引っ越しているので、間取りが若干違いますね)

 

本棚を大きくして感じたメリットを4つ紹介します。

 

①本がズラッと並ぶ光景は見ていて単純に気持ちが良い

これはマジです。シンプルに気持ちいい。やっぱり本ってインテリア性が高いです。

 

②本の一覧性が上がるので、目当ての本へのアクセスコストが減る

一度に全ての本が目に入るので、検索性が最高です。目的の本をすぐに取り出すことが出来るってめちゃくちゃストレス削減になります。

 

③紙の本への蒐集欲が刺激される

やっぱり本棚に本を並べるっていう行為自体が楽しいんですよね。どんどんコレクションが増えていく感覚。楽しいです。

 

④自分の履歴になる

「自分は今までこれだけの、こういう本を読んできたのか」という履歴になります。それをいつでも見ることが出来るのが良いんですよね。それで、ふと気になった昔読んだ本があれば気楽に手に取れる。これが中々狭い本棚だとやろうと思わないんですよね…

 

そんな感じで大きい本棚最高です。

まだ小さい本棚に本を詰め込んでいるあなたも、大きい本棚を買ってみてはいかがでしょうか。結構人生変わりますよ。

ご参考までに、自分家の本棚のリンク置いておきます。

 

amzn.to

今度は本棚の中から実際に何冊かレビューしたいと思います。

Creepy Nuts武道館 〜ルサンチマンと肯定、超克〜

 

f:id:onearth618:20201114203726j:plain



 

11/11(水)、Creepy Nuts One Man Live「かつて天才だった俺たちへ」日本武道館公演に行ってきた。

 

f:id:onearth618:20201114190510j:plain

f:id:onearth618:20201114190520j:plain

Creepy Nutsは今年の初め頃からオールナイトニッポン0でその存在を知り、それからすっかり虜になっていた。そこからHIP-HOPもたくさん聴くようになった。

とにかくCreepy Nutsには人生を救われてきた。

世間によくいうHIP-HOPといえば、イカつい格好した人が喧嘩だのドラッグだのをテーマに歌ってるイメージだ。自分を大きく見せる、「強い音楽」である。

しかし、Creepy Nutsは違う。

彼ら、R-指定とDJ松永はいわゆる「ラッパー」とは対極の位置にいる、俗にいう「陰キャラ」。弱くて、ダサくて、かっこ悪い。そして、それに対して常にコンプレックスを感じている。世の中にも多くいることだろう。

彼らは、徹底的に自らの弱みと向き合う。コンプレックス、嫉妬、ルサンチマン。それらを受け入れ、ありのままに歌う。いわば「弱い音楽」だ。

足りない

俺には何か足りない

君にも何か足りない

きっと何かが足りない

足りない

飲みにケーション

(足りない)

ノリとテンション

(足りない)

求心力も行動力も要領も 

足りない足りない足り…

無い物だらけで

無い物ねだりな

最低のろくでなし

俺ら プライドにまみれて

ハートが壊れた

サイコなお友達

 

たりないふたり

 

やっぱ肩身狭いよな

あんなカーストの中じゃ

俺はあくまで脇役だった

溜め込んだ恨みや辛みやルサンチマン

思い出してきた

ほら古傷が痛む

白い目や笑い声や後ろ指が

ねじ曲げた人格 その結果"今"

美化されまくったヤンキー漫画じゃ

描かれなかった「迷惑かけられた側」

逃げる側 譲る側 笑われる側 負ける側 我慢する側 合わせる側

空気読む側 余る側 赤く染まるドブ川 眺め黄昏たところで 誰もいない右側

それでも いつか見てろと ほくそ笑んでた

俺にはコレがあるから コレがあるから

 

『トレンチコートマフィア』

 

 弱さを隠して強さを誇示するのでは無く、弱さを弱さのまま提示しする。それは我々の持つ弱さを肯定することにつながる。モテないこと、金持ちじゃないこと、生きるのが下手なこと…。全てR-指定の圧倒的ラップスキルとDJ松永のキャッチーなトラックで見事な芸術作品へと昇華する。

世間の「脇役」が、HIP-HOPという手段を使って「主役」へとのし上がる。

これまで光の当てられなかった「陰キャラ」たちに捧げる讃歌なのだ。

 

 

個人的な話をすると、自分はおそらく人よりも嫉妬深くて、色々損をしているなぁと思う。

街中の金持ちを見るだけで胃が痛くなるほどイライラするし、同世代ぐらいの男女が仲良さそうに遊んでいるのを見るのも耐えられない。

小学校から高校までサッカーをやってきたが、多くの時期でベンチウォーマーだった。最後の試合でみんながおいおい泣いている時に疎外感というか、一種の冷めた感情を感じたことをよく覚えている。それと同時に、嫉妬だって半端じゃなかった。

そんな時、「俺にはこれしかないから」と身を捧げられたのが受験勉強だった。嫉妬の感情を埋めるには、自分が何かで誇りを持つしかない。それで今、東大に入り、高校までの歪んだコンプレックスはある程度解消された。

しかし、東大に入ってからも悩みが消えるわけではない。むしろ増えたんじゃないだろうか。東大に入ると、東大生なのにそれに加えて〇〇ができる、みたいな人ばっかりになった。生まれ育った環境がそもそも愕然と違う、都会育ちの友人もいるし、勉強以外にスポーツやビジネスを極めている人もいる。帰国子女なんかに英語力で勝てっこない。それでいて自分はこの大学生活で何かを極められたわけでもない。勉強も努力しないので別に突出してない。劣等感、コンプレックスの塊だ。

それでいて東大に入ってからは女っ気が本当になくなった。単純に女子比率が減り、女子と話す機会が減った。彼女もできない。それでいて周りはなんだかリアルが充実してそうに見える。自分の性に関するコンプレックスは大学入学以降極限まで増大した。

あと、大学に入ってからインスタグラムが流行ったが、基本的に人の幸せ大嫌いな私は、インスタグラムが大嫌いだ。なぜ人の幸福ばかりを好き好んで見せられなきゃいけないのか。他人が楽しそうに旅行してるのが許せない。他人が男女でワイワイやってるのが許せない。他人が成功してるのが許せない。それでいて自分の幸福や成功は見て欲しくてたまらない。こういう歪んだ感情を自分でもメタ的に理解していたので、余計に苦しくてたまらなかった。

こんな有様だから、コンプレックスとルサンチマンで満載の大学生活だった。でも、Creepy Nutsはそれを肯定してくれているかのように感じた。それに、コンプレックスからくる他者へのヘイトを、Creepy Nutsはラップスキルに包んでユーモラスに皮肉ってくれるからそれも痛快だった。

 

HEY HEY Mr. リッチメン

いつもしたがえてる大勢のイエスマン

奴らお前自身じゃ無くて

お前のサイフにしっぽ振ってる

HEY HEY Mr. リッチメン

いつもはべらしてるべっぴんさん

奴らお前自身じゃなく

お前の預金残高とFuckしてるだけ

めちゃ羨ましい

金持ち皆くたばりゃいい(働け)

『紙様』

 

ホントはバカ騒ぎしたい

ホントはチヤホヤされたい

みんなの輪の中心で

男女問わずに仲良くやりたい

ホントはBBQも行きたい

ホントはサプライズもしたい

その写真をFacebookにUPして

メチャ「いいね!」押されたい

オシャレなカフェにも行きたい

並んでパンケーキ食べたい

頭の良さそうなことつぶやいて

リツイートされてみたい

アレもしたい

コレもしたい

それでも人の目が怖い

アレ足りない

コレ足りない

結局のところ自分が足りない

協調性 社交性 社会性

柔軟性 You know I'm sayin'?

主体性 積極性

強要すんなパイセン

ホントうぜーなお前

 

たりないふたり

 

自分がCreepy Nutsの歌詞に「救われた」と感じるように、同じ思いをしたヘッズも多いと思う。

そして、Creepy Nutsはそこにとどまらず、ルサンチマンを超越し、HIP HOPという「俺にはこれしかない」武器を片手にどこまでも高みを目指す。

 

武道館で歌った最初の曲が「スポットライト」、最後の曲が「グレートジャーニー」だった。どちらも武道館で聞いて大好きになった。それは、この2曲がルサンチマンを超克し、他の誰にもなし得なかった2人の姿を我々に提示してくれたからだと思う。武道館という頂点の地で。

 

俺は今決して替えの効かない存在

矢面に立って浴びるスポットライト

でも本当は昔からそうだった

あのベンチに座ってた頃から。なのに…

御託並べて斜に構え

蚊帳の外から眺める数合わせ

流れ流され人任せ

こびりついて取れねぇ

「どうせ俺なんて…」

勝つことも、負けることも

そして喜ぶことも まして泣くことも

出来ずどっか他人事

早く気付けよそこもガチンコと

はたから見れば小さなステージか?

取るに足らないありふれたページか?

そこは裏面?日陰?

知ったこっちゃ無いぜ

もうとっくに幕は上がってんぜ

クソな雑音ヘイト周りの目

全てシャットダウン己で舵取れ

I get the job done 全部任しとけ

俺のゲーム 俺だけのステージ

1分1秒の先まで

立ち止まっちゃ そこには何もねぇ

ならばどう転ぼうか確かめに行こうや

I'm No.1 player

元ベンチウォーマー

 

『スポットライト』

 

 

ヤマトとタクと俺ん家の裏

の田んぼで初めてしたサイファ

口ずさんでた替え歌が

韻に変わって俺のギャラ

チャリンコまたがり狭山へ

ヒロムも合流朝まで

あのカラオケのモノマネが

フローに変わって俺のギャラ

18ん時に会った松永

当時は確かハットに短パン

あのサンダルの足音が

ビートに変わって奴のギャラ

軽く天下取りますか

俺らならいけんとちゃいますか?

てな歌が生まれアルバムになって

ツアーで回って俺らのギャラ

 

『グレートジャーニー』

 

 こちらもどうぞ

onearth618.hatenablog.jp

 

 

国家総合職

f:id:onearth618:20201112115557j:plain

自分は今大学3年生なのですが、就職先の第一志望として国家公務員を志望しています。世間でいうところの「官僚」です。財務省とか文部科学省とかニュースでよく耳にすると思いますが、そこのことです。

世間のイメージはよくないと思います。数年前から財務省の改竄とか忖度とか、官僚の暗部がよくクローズアップされるからです。そして、「官僚がこういうことをやって成果が上がった!」とかいうニュースはほとんど報道されません。というか僕は見たことがありません(笑)基本的に、メディアも商売ですから、官僚はどちらかというと叩いた方が儲かるということがわかっているからでしょう。

まぁそんなことは良いとして、自分は官僚として公益に尽くすような働き方に魅力を感じています。実際、メディアだけ見たら官僚って無能ばっかりで忖度するのが仕事みたいになってますけど、業務説明会とか行くとちゃんと素晴らしいことやってるんですよ。彼らがいないと間違いなく日本は回らなくなります。

そんなわけで国家公務員を目指しているわけですが、そのためには国家総合職試験というものを突破しなければなりません。これが中々に面倒くさい。

チャンスは2回あって、3年の秋に行われる教養区分(地頭勝負みたいな試験)、4年の4月末に行われる法律区分。教養区分で受かれば万々歳なのですが、最終合格倍率が20倍というそこそこ大変な試験です。

やっぱり常人にとっては、ちょろっと対策して通る試験では無いんですよね。といいつつ、通っちゃう化け物もいるんですけどね。僕はご多分に漏れず対して能力が高いわけでもなく、かといって死ぬほど試験対策をしたわけでもないので、ちゃんと先月あった教養区分という試験で不合格を頂きました。その結果、来年4月にある法律区分に向けて渋々試験勉強を始める羽目になったわけです。

とはいえ、法学部に入ってもまともに法律を勉強をしていなかった(単位のためだけのその場しのぎの勉強)ので、逆に良い機会だと思ってやる気は入っています。それに、官僚になるなら一度法律を叩き直すぐらいはしないとなと思っています。

こんな具合で気合は上々ですし、法律も実際に勉強してみると面白い。法的思考というのは数学みたいなもので、パズル的快感があります。しかもそれが数学やパズルと違って現実世界の人間の話になってる。やって損はない学問だなぁと思います。口喧嘩も強くなりそう(笑)

しかし、自分を律して計画的に勉強をするというのが難しすぎる。大学受験の経験があるとはいえ、もう3年前の話。その上、大学受験は学校、塾、友人、親といった、最強の護送船団で挑むことができました。今回はほぼ個人戦。誰にも強制されないというのがしんどすぎる。今この瞬間も大量に民法の未受講講座が溜まっていきます(じゃあブログなんか書いてねぇで勉強しろって話なんですけど(笑))

これは正直かなりメンタルに来ています。自分がサボった分だけ合格から遠ざかるという生々しい感覚と常に同居しています。先の見えない中で、孤独に戦い続ける。毎日、「あぁ、今日もまたあんまり勉強できずに1日を終えてしまった…」みたいな憂鬱な気持ちを抱えています。かなりしんどい時期です。試験まであと半年ぐらいしかなくて、1日1日の過ごし方で未来が変わってくるというプレッシャー。常にどこかしらからゆっくりと出血している感覚といいますか。

でも、伊藤塾(自分が通ってる公務員試験対策塾。大学受験でいう東進ぐらい大手)の先生には「この1、2ヶ月、年末までに時期が一番しんどい。年明けからはみんなやるから差がつかない。ここで合否が分かれる。けれども先の不安に囚われない。目の前のことをこなす」というありがたいお言葉をいただきました。だから頑張ります。この1、2ヶ月頑張って耐えてみせます。

 

なんだか書き出すと心無しかすっきりしました。後半ほぼ愚痴というか弱音でしたが、半年後の自分が笑って見返せたら良いですね。とにかく淡々と進みます。

 

 

 

 

 

寝る前に

 

寝る前の丁度良い照明を家の中で探していたのだが、だいぶ前に買ったニトリの照明を発見。

www.nitori-net

 f:id:onearth618:20201112003217j:plain

 

しかし、木の枝で覆われているそのままの形だと少し明るすぎるので、ティッシュを周りに包んで見た。

ティッシュだとひどい有様になるかと思いきや、意外と和紙で包んだような温かみが出た(写真だとわかりにくいかもしれないけど)。

f:id:onearth618:20201112002439j:plain

 

まぁとにかく、ちょうど良い明るさになったので良しとする。

メンタルヘルスとしてのお笑い

f:id:onearth618:20201110174822p:plain

現実ではムカついたり嫌だったりする人を、「漫才」や「コント」という舞台装置の中で「お笑い」へと昇華することで、なぜか楽しいもの、笑えるものになる。

お笑いってメンタルヘルスだと思います。